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※写真をクリックすると大きくご覧になれます。 と言ふ理由で花巻を6:47に出て、釜石に9:11に着いた。ここからは三陸鉄道南リアス線で盛に向かう。 三陸鉄道には東北大震災の前、2009年(平成21年)に久慈発9:12の盛行に乗ったことがある。 久慈から宮古まで北リアス線を走った。当時の運賃が1900円だったが青春18きっぷでそのまま宮古から山田線に乗り継ぐ場合は割引運賃になり950円だった。 そのままJR山田線を走り、釜石からは南リアス線で盛まで、こちらも1050円が530円に割り引かれた。久慈から盛まで直通で3時間49分かかって13:01に盛に着いた。乗った車両は36形(さんりくがた・と読む)100形、109号車だった。 その時は、まだレールの上を走っていた大船渡線で気仙沼まで行き、そこから気仙沼線で前谷地まで行った。現在は大船渡線の盛~気仙沼と気仙沼線の気仙沼~柳津間がBRT(バス)だ。 宮古~釜石間の山田線は東北大震災後は不通のままだ。復旧されたらこの部分が三陸鉄道に移管されて久慈~盛が三陸鉄道の運営になる。 今回乗るのは36ー700形気動車。東北大震災の津波で盛駅に留置されていた3両が廃車になった後、クェートからの支援で新造導入された車両で、右の部分にアラビア文字で感謝が書かれているのが分かる。 36ー701号車だ。 盛側運転席。 釜石の駅名標も撮っておいた。 釜石を出ると2度大渡川(甲子川)を渡る。 車内は、70代の方々でいっぱい。どうやらツアーらしい。お約束で男性は一眼レフのデジタルカメラを持っている人が多い。 釜石トンネルを抜けると平田(へいた)駅だ。高台にあるので津波の被害は受けていない様だ。 平田のホームから釜石大観音の後ろ姿が見えた。魚を抱いているらしいが分からない。 唐丹駅。島式ホーム1面2線。 吉浜駅。キットカット(ネスレ日本)協賛で桜模様の駅舎が目立つ。きっぴん(吉浜)鮑が特産。 三陸駅。36ー702・703に36-R形(36-R3/南リアス線用)の3両が回送としてすれ違った。 甫嶺駅。駅から盛方面に向かうレールと盛り土が東北大震災の津波被害にあっている。 恋し浜駅。元は「小石浜」として開業した駅だが地元の小石浜のホタテブランド「恋し浜」にちなんで2009年(平成21年)に改称された。 この駅で約5分程停車。ツアー客へのサービスの様だ。乗客は一斉にゾロゾロ降りて見物する。 何しろ待合室はホタテの絵馬で溢れていて驚く。周囲に人が多いので引き画が撮れない。 駅から旅客連絡通路のスロープがあって、そこにもホタテの絵馬が風に揺れている。 36-701の車体にも同じ文字が書かれている。 駅名標。暗くなるとイルミネーションが点くのだろうか。 旅客連絡通路のスロープと駅名標と同じ色の看板には駅が出来た喜びを歌った地元住民の作った短歌が書かれていた。 ホームからは越喜来(おきらい)湾が見える。ここの津波は15m以上だったらしい。 ちょっと不思議な駅舎のある綾里(りょうり)駅。 陸前赤崎駅。この駅は東北大震災でホームが陥没、擁壁も損傷、駅付近の築堤も大きく陥没した。駅は釜石よりに移動して再建された。 10:09 盛駅に着く。左側、ガードレールの向こう側、レールが敷かれていた路盤がBRT専用の”道路"に変わっていた。ホームの高さまで登っていく。何やら淋しい思いがする。 三陸鉄道のホーム反対側がBRT乗り場になっている。 JR盛駅は元のホームの向こう側にそのまま有る。 乗って来た三陸鉄道36-701は車庫に向かう。 岩手開発鉄道のDD56形5652がホキ100に石灰石を積んで通過して行く。 気仙沼からBRTが着いた。汚れているのは復興工事でダンプカーが走り回る一般道を通ってきたからだろうか。 10:35発の気仙沼行BRTに乗る。大人の休日倶楽部パスで乗車できる。これがBRT専用道路。左には三陸鉄道のレールがある。バスの幅でこの狭い”道路”を60km/hで走るのは心理的に怖い。 大船渡”駅”、駅前ロータリーに列ぶタクシーが虚しい。 列車交換ならぬ”BRT交換”、専用道は狭いのですれ違えない。この道を60km/hで走るのは神経的に疲れる。慣れの問題かなぁ。 陸前高田に向かって下って行く。復興? 全く進んでいない印象。ダンプカーばかりが凄まじい音と埃を巻き上げて走り回っている。写真はダンプカーのいない隙を狙ったのであまり写っていない。 見た瞬間、胸が痛んだ。陸前高田駅。これが、駅? バス亭(BRTの駅)までできた”奇跡の一本松”。実際は松の屍体を金属で支えている。 トンネルは鉄道時代のものに手を加えて使っている。 11:56 気仙沼に着いた。跨線橋が虚しい。 気仙沼駅。レールが無い。 BRTに乗って感じたのは、JR東日本ってホントは鉄道が嫌いな会社なのか?という違和感だ。 大船渡線のBRT運行区間で地震や津波で破壊されたのではないのに、不必要なまでに鉄道駅の痕跡をJR東日本が破壊している。「二度と鉄路を敷きたくない」という意志表示なのだろうか。鉄道が嫌いな鉄道会社、JR東日本?、些か、気が滅入る。 気を取り直して大好きな気動車に乗ろう。 12:22発の一ノ関行。前面貫通ドアの周囲が妙に汚れている。 小雨の降り出した中、一ノ関に向かって走り出した。親切な運転士さんがワイパーを動かしてくれたので前面展望が写せる。気仙沼線のレールがBRT専用道になっている。 気仙沼~一ノ関間の大船渡線は「我田引鉄の典型」として鉄道史に残る「鍋弦(なべつる)線」があることで有名だ。 一ノ関から気仙沼までは大雑把に東西を結ぶ直線で計画されていた。ところが岩手県出身の原敬率いる立憲政友会の後押しで千厩の北にある摺沢から立候補した佐藤良平が1920年(大正9年)の総選挙で当選、大船渡線は千厩を通らず摺沢を経由して直接大船渡に向かう様に計画が変更された。 鉄道が通らなくなってしまった千厩では憲政会に頼って誘致を展開、1924年(大正13年)の総選挙で憲政会が勝利すると摺沢から千厩を通る様に計画が再び変更され、最短距離では無くグルッと廻り道をするという現在の鍋弦線の形になった。 しかし、そのお陰で観光地として有名な猊鼻渓や人口の多いエリアを通ることになったので、結果だけ見れば、悪い事ばかりではなかった。 話を現在に戻す。 ほどなく新月(にいつき)駅。駅名の新月地区は宮城県にあるが実際の駅は岩手県内にある。これは新月地区には峡谷が多く駅を作る場所が確保できなかったためだという。元は相対式2面2線の駅だったことが左側に残るホーム跡で分かる。 折壁駅。相対式のホームがずれている。 矢越駅。 使われていない長大なホームが残る小梨駅。 本当に長いホームが残っている。10両編成くらいなら楽勝で停まれそうだ・・・。 比較的新しい小さな駅舎。 千厩(せんまや)駅。ここのホームも長大。 まだ、実際に使用されている部分は先の方だ。 この屋根のある部分が現用のホーム。 この千厩から西に向かっていた大船渡線は直角に右に曲がって北上する。摺沢まで北上した後、今度は左に直角に曲がり西に向かうのだ。 摺沢駅。駅前にはこの地に駅を呼び込んだ佐藤良平の胸像があるという。 鍋の弦の取っ手の辺りに位置する柴宿駅。 猊鼻渓駅。1986年(昭和61年)開業の新しい駅。猊鼻渓観光の拠点であり、旧東山町の中心街にある。 広大な貨物ヤードがあった陸中松川駅。三菱マテリアル岩手工場への専用線も敷かれていた。 ここで列車交換。 陸中松川から大船渡線はほぼ南下してゆく。 岩ノ下駅。駅周辺にアカマツの群生があり一ノ関市の有形文化財。 陸中門崎駅。ここから右に曲がって大船渡線は西に向かう。 北上川を渡る。 真滝駅。 新幹線の下をくぐると 13:42、気仙沼から80分かかって一ノ関駅に到着。 ここからは新幹線やまびこ48号に6分で乗り換えて76分で郡山に15:04。久しぶりの郡山駅だ。こんなにケバかったかなぁ。 郡山からは磐越西線に乗る。珍しい、JR貨物のハイブリッドHD300-12を見た。 そして転車台。 15:35発の会津若松行に乗る。郡山と喜久田の間に新しい駅を作っている。2017年4月に開業予定の郡山富田駅だ。 磐梯熱海あたりですっかり夕暮れ。数年前に来た時は駅前に綺麗な足湯の四阿があって気持ち良かった。無味無臭の温泉。 会津若松に16:42着。駅近くのホテルにチェックイン。スゴク寒いので風呂で暖まって、外出はせず部屋でコンビニ飯を食べて寝た。 明日はいよいよ最終日。大好きな只見線だ。
by duchampped
| 2016-11-29 22:38
| 各駅的阿房列車
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