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読了記録にもそのまま表れていますが、ここ数日読書が捗らない。
http://members.jcom.home.ne.jp/moonunit/list_file/list_2006.html さて、本格的な読書の秋を前に「厭き」が来たのか?(笑) まあ、無理に読む必要もないので読みかけの本を放り出して古い映画を観るのです。 まず、45歳で急死した川島雄三監督の『幕末太陽傳』(1957年)を観ました。 川島雄三監督最初の時代劇です。 内容紹介は有名な映画ですし、インターネット上にいくらでも転がっているから簡略にすませます。 要は古典落語の「居残り佐平次」「三枚起請」「品川心中」「強情灸」「親子酒」「大工調べ」その他、微細なものまで探せば無数の噺の引用からストーリーが作られています。 アタシは古典落語のCDを肴に酒を呑むのが大好き、そんなバカな趣味も役に立つコトもあるもので、(笑)様々な噺から引用されているくすぐりが映画を観ながら感得されるのが楽しい。 主人公の佐平次が何故相模屋で遊んで、その替わりに働いて借金返すのか、という点が不明なのだがストーリー展開のスピードに連れ去られて映画が終わります。(笑) このラストシーン、オープニングのタイトルバックに現代の品川のシーンが使われますが、川島監督はここにフランキーさんがタイムスリップするという結末にしたかった様です。 ところでこの作品、古典落語を知らなければ、無闇にテンポが良いけどちょっと支離滅裂な断片を並べたストーリーという感じです。 つまり古典落語を知ってることを前提にこの作品は作られています。1957年という公開された時代もその様な条件を許容しやすかったのだと思います。 したがって、可能であれば興津要先生の編まれた古典落語(講談社文庫、正(上)・正(下)・続・続々・続々々・大尾)くらいは読んでから観たいもんであります。 というか、漱石先生あたりに言わせれば「落語なんてえのは当たり前の教養」てな感じでせうか。(笑) そして昨夜は同じ監督の『特急にっぽん』(1961年)を観たのでした。 主演は同じフランキー境。新幹線が走る以前、東京-大阪間を6時間半かけて走った「特別急行こだま」が映画の舞台。 主人公は食堂車のコックさん。寅さんの「初代おっちゃん」森川信サンが上司なのがいいですねえ。 白川由美サン(って、分からないかな?、俳優二谷英明サンの奥さん、というよりも、ヒロミ・GOと離婚した二谷ユリエのお母さん)が車内のスチュワーデス役で登場。ちょっと意地悪な憧れの美人役。 小田急のロマンスカーや近鉄の特急にはスチュワーデスみたいな女性が居た記憶がありますが、JRの特急こだまに居たかどーかアタシの記憶は曖昧。最近の新幹線には居ますけどね。 女優サンの若い頃ってメイクが異なることもあって、全く違う顔だったりするけれど、しゃべり方や声は変わらないからソコで分かりますね。移動中にお見合いをさせようとする妙なお母さん役に沢村貞子サン、無闇にスケベでエネルギッシュなガム会社の社長に小沢栄太郎サン、その隣に乗り込んでくる詐欺師の女に団令子サン、その子分が平凡太郎。 アタシも子供の頃に何度もこだまで東京と大阪を往復しているから国鉄481系の車両を観るととても懐かしいです。車内の様子も覚えている通り。座席の白いカバーとか、カラー作品だったら座席のブルーも見えただろうか。食堂車のシーンも懐かしい。 走行中の列車を外側から窓越しに撮影した(様に見せる)ドタバタシーンが面白い。 鉄道好きにはオススメの一本だけど残念ながらDVD化されていません
by duchampped
| 2006-08-28 09:41
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