
と言ふ理由で 春日武彦先生の本を久しぶりに読んだ
自己愛 が テーマの本なのだが そもそも この 自己愛 が何であるのか 解り難い
自意識 とか 自己イメージ とか
自己 というある種の認識起点の座標軸上のポジショニングなのだらうか
常日頃から怠惰で屈託する自己を持て余しているアタシには いささか つきあい難い内容でもあった
何と言うか そんなに自分のコトばかりを考えて生きているとは 思いたくない(笑)
事実はどーであれ(笑)
山月記の虎になった主人公を思い出してしまうではありませぬか(笑)
閑話休題
薄い 僅か185ページの新書である
しかし あとがきで春日氏は 書くのに苦渋したと述べられている
むしろ アタシは春日武彦先生の文章のトーンが 若干 変化した様な印象を持った
元々 春日先生の文章は ブンガク的なあざとさをキレイに払拭したモノなのだけれど
(この正反対がこないだ読んだリダンダントな白物家電の文章だ)
この本には どこかしら直接性を忌避しつつその周囲を周回する様な曖昧さが感じられて面白い