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![]() 英雄ユリシーズが 故郷イタカに帰還した時のコト 貞淑な妻 ペネロペのコトはアタシの記憶にあったが 忠実な飼い犬アルゴスのことはこのエッセイを読むまですっかり忘れていたのでした 書名は ユリシーズが老いた愛犬アルゴスを認めて流した涙ですな アルゴスは100の眼を持つ 眠らない番人 だから 番犬の名前には良いね(笑) 先日 大英帝国の魅力的なコラム『 たいした問題じゃないが イギリス・コラム傑作選』を読んで アタシはすっかり「いい気分」になったので 書架に12年間惰眠を貪っていた(のではなくアタシがほったらかしていた)ガリマール書店の重鎮ロジェ・グルニエの犬を巡るエッセイ集を読んだワケです 関係ないけど ネット上には無闇にネコの写真が多い 犬好きなアタシとしては 少々食傷気味なのである(笑) しかし アタシの好きな作家さん 内田百鬼園先生をはじめ 金井美恵子さん 町田康氏 保坂和志氏 他 矢鱈に猫好きの作家が多いのです 困ったな(笑) と言ふ理由で ようやく「犬好きのためのエッセイ集」を読んだのでした しかし グルニエ氏 スゴイです 43のエッセイに登場する人たちの数たるや・・・ 博覧強記の典型とでもいうのか アタシの好む詩人や作家だけでも ポール・ヴァレリー ロジェ・マルタン・デュ・ガール モーリス・メーテルリンク ライナー・マルア・リルケ アンリ・ミショー ヴァージニア・ウルフ シャルル・ボードレール スコット・フィッツジェラルド ギュスターヴ・フローベール フランツ・カフカ アルベール・カミュ ヴァレリー・ラルボー 谷崎潤一郎 ロートレアモン アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフ バールーフ・デ・スピノザ ヴォルテール アルフレッド・ジャリ ホルヘ・ルイス・ボルヘス マルグリット・ユルスナール フランシス・ジャム ルイ=フェルディナン・セリーヌ アリストファネス ローレンス・スターン イワン・セルゲーエヴィチ・ツルゲーネフ ルイ・アラゴン ジョージ・オーウェル ラ・フォンテーヌ ミゲル・デ・セルバンテス マルセル・プルースト ロバート・ブラウニング ジャック・ロンドン レイモン・クノー 画家たちも登場します フランシス・デ・ゴヤ パブロ・ピカソ もちろん アタシの好まない人たちも・・・ J・P・サルトル J・J・ルソー(笑) そして この倍以上の 読んだコトも聴いた聞いたコトもない作家や詩人 歌手たちが取り上げられているのです(笑) しかし 主人公はあくまで 犬 です(笑) 登場する文人たちは 添え物です ところが 取り上げられる固有名詞には一切説明がないのです ただしグルニエ氏の個人的知己には最低限の説明がありますが 登場する文人たちを知っていて当たり前 という扱いです しかし セリーヌの『なしくずしの死』を知らないと彼の印象が像を結ばない(『夜の果てへの旅』でも良いけどさ) あるいは『幻獣事典』のボルヘス氏もそうですし ユルスナール女史の『三島あるいは空虚のビジョン』などを斜め読んでいた方が 犬たちを巡る彼らのエピソードの可笑しさがヨリ深く愉しめるとは感じますね ある意味 実にペダンティックで厭味な本でもありますが パリのスノッブな人たちには格好のプレゼント本なのだそうです まぁ ブッキッシュなフランス人にしか書けない類のエッセイかもしれません(笑) とにかく 犬好きには たまらない エレガントで感傷的なエッセイ集です 猫派にも愉しめるかも(笑) ところで ビクターのロゴマーク 蓄音機を聴く犬は 英国の画家フランシス・バロード(1856-1924)が愛犬ニッパーの肖像画を100ポンドでグラモフォンに売却したコトが発端 というのは 知らなかったですね(笑) 本書 p.48 世界ブンガクの好きな方にも オススメします です peace
by duchampped
| 2013-01-29 22:38
| 逍遙的読書
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