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2015年12月20日
※写真をクリックすると大きくご覧になれます。 さて青春18きっぷ旅も四日目。6時発の三江線に乗りたかったのだが江津に宿が見つからなかったので浜田に宿泊した。5時30分浜田発の山陰本線に乗って江津に向かう。 05:30 浜田発 山陰本線 出雲市行 江津着 5:56 乗継待〈4分〉 廃線が噂されている三江線に乗る。6年前の2009年12月24日に三次から始発の浜田行で江津まで乗ったことがある。三江線は輸送密度(平均通過数量)が全国JRでは最低の83人/日(2008)。 2010年の土砂崩れで全線運休になったまま結果的に廃止された為に残念ながら乗り損ねた岩手県の岩泉線が長らく最低の49人/日だったのだが2014年4月正式に廃止されてしまったので三江線がワースト1位なのである。 他にも大好きな只見線(本名ー会津蒲生間復旧未定)や未乗の名松線(2016年3月に全線復旧運転開始予定、開通次第乗りに行く!)など心配な路線もある。北海道の江差線は廃止前に乗ることができた。(2014年3月17日) 後悔は先に立たないのだが、高校生や大学生、大学院生の頃に廃止される前の路線に乗っておけば良かったとつくづく残念に思う。 例えば鹿児島交通伊集院ー枕崎線(1984年廃止)、宮之城線川内ー薩摩大口(1987年廃止)、山野線水俣ー栗野(1988年廃止)、可部線可部ー三段峡(2003年廃止)。 北海道は特に多い、相生線美幌ー北見相生(1985年廃止)、胆振線伊達紋別ー倶知安(1986年廃止)、岩内線小沢ー岩内(1985年廃止)、歌志内線砂川ー歌志内(1988年廃止)、札沼線新十津川ー石狩沼田(1972年!)、標津線標茶ー根室標津、中標津ー厚岸(1989年廃止)、士幌線帯広ー十勝三股(1987年廃止)、深名線深川ー名寄(1995年廃止)、天北線音威子府ー南稚内(1989年廃止)、羽幌線留萌ー幌延(1987年廃止)、広尾線帯広ー広尾(1987年廃止)、まだまだあるがキリがない。札沼線以外は楽勝で乗ることが出来た線ばかりだ。嗚呼、残念。 閑話休題。 まだ暗い上に時間がなかったので写真を撮っていない。 06:00 江津発 三江線 三次行 三次着 9:21 乗継待〈32分〉 どの辺りかようやく空が白んできた。江津を出て「江津本町」(2006〜)「千金」(2009〜)と乗車人員0人/日の駅が続く。 石見川越、相対式ホームは残るが線路は撤去されている。乗車人員13人/日(2012)。 石見川本で列車交換。 木路原「きろはら」。乗車人員2人/日(2012)。 江の川に沿って行く。 竹。不思議な駅名。乗車人員0人/日(2012)。 この駅も渋い。乙原「おんばら」。乗車人員は2-5人/日(2006〜)だが30年前の1985年には66人/日もいたのだ。 赤い橋。 明塚。ここも乗車人員0人/日(2009〜)。1984年には13人/日だった。しかしそれでも少ない。 浜原。列車交換。 山の中の潮。乗車人員1人/日(2009〜)。 潮を出るとすぐ横に江の川。 この短いトンネルは何の為なのだろう。上部に手すりがある。 石見松原。同じ様な駅の風景が続く。乗車人員も1人/日(2009ー2011)2人/日(2012)、1984年で15人/日だった。 このトンネルを抜けると宇都井。 8時17分、江津を出発して2時間以上かかって宇都井に着く。トンネルを抜けたらすぐにホームだ。 写真を撮りたい人はどうぞ、とワンマン運転士さんからのアナウンスで皆ゾロゾロと降りる。こんなサービスをやってるとは知らなかった。 まずは駅名標。右側の建物が地上までの階段116段。 こちらが江津側、出てきたトンネル。 駅を出たら、またすぐにトンネル。 20mの高さにホームがあるため116段の階段を登らなくてはならない。その階段部分を撮ろうと試みたがフェンスが映り込んでしまう。 当初はここで一旦降りて次の列車を待つことも考えたのだが、8時17分の次は17時35分まで無い。9時間18分を周囲に自販機すらないこの駅で過ごすのは辛過ぎる。 最も合理的なのは三次から5:46の始発に乗って7時15分に宇都井に来て、この8時17分の列車で三次に戻るルートだが盲腸線ではないのに「行って来い」は虚しい。では次の江津方面は3時間近く経った11:01の石見川本行で、石見川本で94分の乗継待をして江津に着くのは14:49なのだ。9時間かける価値があるのだろうか・・・。 乗っているキハ120形。 下界を見下ろす。人家はあるが乗車人員は2008年以降0人/日(2011年のみ1人/日)。1984年ですら8人/日。言ってみれば、毎日ビルの6階を階段で登り降りしなければならない駅なのだ。中高生ならいざ知らず、年寄りや妊婦にはキツイ。 三次行が発車、後方から駅を振り返ると辛うじて階段部分が見えた。 列車が揺れた瞬間にシャッターを切ったので写真がぶれている。暗いのでシャッター・スピードが遅いのだろう。(デジカメの仕組みがヨク判っていない) ともかくこの駅は広島県にある。しかし両隣の駅はいずれも島根県の駅。つまり県境付近なのだ。本格的に広島県に入るのは4つ先の香淀から先なのだ。 2010年以降乗車人員が0人/日の伊賀和志。 江の川を渡って 口羽に着く。 2009年12月24日に三次から始発で江津に向かった時はこの駅で列車交換があったが、三次行は列車交換せずに出発した。 9時21分三次に到着。32分後に広島行三次ライナーに乗る。乗って来た三江線のキハ120形、後方に福塩線、芸備線のキハ120形。 キハ120形もNゲージで欲しくなるなぁ。木次線のは持ってるけど。 何度も三次に来ているけれど「霧の都」とは知らなかった。マツダのテスト・コースがあるのに霧とは・・・。 ずいぶん長い編成のキハ40系だ。広島色が良いね。 広島行が入線してきた。 10:03 三次発 芸備線 三次ライナー 広島行 11:29 広島着 乗継待〈16分〉 広島で山陰本線に乗り換える。 11:45 広島発 山陰本線 岩国行 12:16 宮島口着 乗継待〈64分〉 で、宮島口で降りて昼ご飯。 剰りにオナカが減っていて写真を撮る前に完食。イワシの天ぷら定食980円が超美味しかった。そのままJRの宮島行フェリー乗り場に行ってみた。 このフェリーには青春18きっぷで乗れる! うーん次回にとっておくことにした。 ぷらぷらJR駅まで戻る。 関係ないけど、このホットコーヒーとアイスコーヒーは牡蠣にしか見えない。(笑) 広電宮島口駅。 13時20分発の岩国行に乗る。 13:20 宮島口発 山陰本線 岩国行 13:43 岩国着 乗継待〈2分〉 宮島口の次は前空。ちょっと不思議な駅名。 由宇というのも気宇壮大な感じ。 岩国ではホーム反対側の下関行に飛び乗る。 13:45 岩国発 山陰本線 下関行 16:49 下関着 乗継待〈分〉 下関に近づく頃にはすっかり夕景。 下関で中津行に乗り換える。 17:09 下関発 山陰本線 日豊本線 中津行 18:31 中津着 関門トンネルを抜けて日豊本線に入った頃から雨が降り出した。中津駅に着いたらすっかり雨。駅前に続く軒を使ってホテルにはほとんど濡れずにチェックインできた。 しかし、小学生の「お泊まり体験」とやらでロビーには小学生と父兄が溢れていて大騒ぎ。一瞬参ったが小学生の専用フロアーが決まっているのでロビーとエレベーター以外は静かだった。フロントで傘を借りてアーケードの商店街に。 この店にはいった。 これが大正解。安くて美味しい。何と言ってもこの辺りの名物「りゅうきゅう」が最高。鯖を独特の甘い醤油で「づけ」にして胡麻と大葉で和えてある。これが剰りにも美味しくてお替わりしてしまった。燗酒も地酒で美味い。中津は唐揚げが有名らしいが鶏の天ぷらも美味い。もう2人で一升くらい吞んで良い気分でホテルに帰って爆睡。 明日は佐伯からフェリーで宿毛に渡る。 本日の移動 10時間32分乗車 浜田 ー 江津 19.0km 非電化 江津 ー 三次 108.1km 非電化 三次 ー 広島 68.8km 非電化 広島 ー 門司 208.0km 門司 ー 中津 67.3km 471.2km 内 非電化 195.9km
by duchampped
| 2015-12-20 00:03
| 各駅的阿房列車
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