他人と繋がる行為 例えばsexual intercourse が主題のフィクションなのだけど
結局私たちは 言葉によって括られた「個」の規範を交換しあうだけなので
つまり
貴方に見えている「青」が
「青」という約束(規範)でアタシの「青」と交換されている
というだけなので
アタシの「青」が貴方の「青」と共通なのは
言葉によって交換されている
という 実にシンプルな現象に過ぎない
著者には 対の作品『アンテナ』があって
この二つの作品は
女性性(『コンセント』)と
男性性(『アンテナ』)から描かれた「交接」の方法論でしょう
言い換えれば
「交換」(言語化された規範内での交接)から「交信」(非言語的な存在野での交接)に向かうコト
著者のランディさんは「OSを替える」という言い方で これに近接しようとしていたよーだ
畢竟
「全き交接」を希求して止まない存在である人間は
内蔵の摺り合わせ(sexual intercourse)を現象として行いながら
恋愛という煩瑣で単純な儀式を反復する
人間は、
言語を修得しないと性衝動が発現しない
つまり「言語」によって「世界」そのものと分節された「個」が成立しないと
あんな面倒な騒動を起こせない ってコト
実は「世界」そのものなんて、存在しない
しかし
どの様に世界と対峙するか なんつーのは 所詮 アタシの「青」でしかないわけで
やれやれ
★
このレビュー もしかすると 恋愛論だな(笑)