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最近1950年代のstraight aheadなJazz、つまりオーソドックスなジャズを聴いています。
そこで"Straight Jazz"というカテゴリーで1950年代から60年代にかけてのジャズを取り上げてゆくことにしました。1950年代のジャズ、つまりビ・バップからハード・バップという流れで括られる時代のモダン・ジャズです。 サックスやピアノ、ギターといった楽器の演奏者が思い思いのソロ(ad:lib/improvisation)を繰り広げる「より演奏者個々人に依存する」ジャズ・ミュージックがビ・バップからハード・バップと呼ばれるスタイルです。 そうは言っても"ビ・バップ"とか"ハード・バップ"という商標が音楽に貼ってあるワケではありません。時代の流れの中で何人もの革新者、創始者が現れて新しいスタイルを作り出してきました。従って、ジャズ史の様な学究的な聴き方もあるかもしれません。 しかし、アタシは黄昏時になると酒を片手に聴きたくなる音楽、という気分でジャズを楽しんでいます。 世の中には「ジャズ入門」の書物やサイトは山の様にあって、各人各様な主張がされていてそれなりに楽しませていただいています。知らないコトも多いので「お勉強」にもなります。そこで知ったCDを聴いて「良かったぁ〜」ということもしばしばあります。 結論から言ってしまえば「ジャズ・ミュージック」に親しむのは「演奏を聴くこと」それも「楽しんで聴くこと」が基本でしょう。 第一回は、このところすごく気に入っているSonny Stittというサックス奏者を取り上げます。この人の音楽はとにかく楽しんで聴けます。難しい理屈もありませんし、悲壮感もありません。ただひたすらスイングしているだけです。 評論家風に言えば「リラックスしていてフレンドリー」なジャズでしょうか。 そもそも、アタシは大所帯の楽団よりもカルテット程度の編成で、あまり「がなり立てない音楽」を好みます。朝からジャズを聴くこともありますが、先ほど書いた様に、一日が終わりかけて「お酒の気分」というシチュエーションがメインです。そーいった意味で、Sonny Stittは最適な1人です。 Stittは60年代にMilesのグループでツアーにも参加しているそうなのですが、どうやら酒癖が悪くて速攻でクビになったらしい。MilesのCDはたくさん聴きますが、Sonny Stittの名前に記憶がないワケですね。 そのStittの"Only The Blues"(1957)をとりあげます。タイトル通り「ただのブルース」です。 Sonny Stitt(1924ー1982)はいささか知名度では地味かもしれません。何と言っても大物連中はジャズ・ミュージックの改革者たちなのです。 一方のStittは決して革新的ではなかったし、斬新な音楽を求めたりはしませんでした。しかし圧倒的なアドリブの流麗さ、その自在さでJazz史に残るプレイヤーなのです。 Sonny Stitt、本名はEdward Stitt、1924年、日本で言えば大正13年のボストンに生まれ。父親は大学の音楽科の教授、母親もピアノ教師という音楽一家でした。 世間一般でStittはCharlie Parker/Birdのエピゴーネン(模倣者)などと揶揄されがちな様です。 しかしアタシはむしろBirdの様に延々と華麗なアドリブ・ソロを繰り出す点が似ているというだけではないか、と思っています。Birdと異なる点は演奏が「鬼気迫るものではない」つまりリラックスしているところでしょうか。 Sonny Stittはビ・バップ創始期(1940年代)から演奏を始め、1943年Charlie Parkerに出会います。 興味深いことに、Stittは1963年にCharlie Parkerに捧げたアルバム"Stitt plays Bird"(Atlantic)をリリースしています。 これはとても好きなアルバムなので別の機会に取り上げます。プロデューサーはイスタンブル生まれのNesuhi Ertegun、トルコ大使館勤めの父に連れられて1935年にアメリカに来た人です。Atlantic Recordsの重鎮としてJohn Coltrane、Charles Mingus、Ornette Coleman、Modern Jazz Quartetなどをプロデュースしました。 全くの余談です。John Coltraneの"Coltrane's Sound"(1960)のジャケットと同じ?というくらいに似ているのです。両方ともレコード会社はAtlanticでプロデューサーはNesuhi Ertegunさん。 Atlanticからは、Charles Mingus、Milt Jacksonにも同じシリーズのジャケットがあるらしいです。たぶんプロデューサーはNesuhi Ertegun。残念ながら、こちらは手元にありません。 1945年(日本では敗戦の年ですね)にStittはCharlie Parker/Birdの後を継いでDizzy Gillespie楽団に入団。当初はアルト・サックスを吹いていましたが次第にテナーを使うことが多くなります。 Stittのテナーの音色はちょっと独特です。むしろColtraneなど、多くの後輩たちがStittの影響を受けている様な気がします。ただしBirdが亡くなった後、Stittは再びアルトも手にする様になりました。 1948ー1949年にStittは麻薬絡みでレキシントン監獄に入っています。これが原因で後年(1971年)Art BlakeyやThelonious Monkと"Giants of Jazz"のメンバーとして来日した際にStittは羽田の入国管理審査がおりず強制送還されてしまったのです。 このエピソードは村上春樹さんの『セロニアス・モンクのいた風景』(新潮社)という本に出てきました。この本はThelonious Monkが中心ですが周囲のジャズ・ミュージシャンの話題も多く、読んでいて凄く面白いものでした。 1950年代にStittはサイドマンとしてPrestige Records、Verve Recordsに数多くの録音を残しています。 例えば、1950年から55年にかけて録音されたサックス・プレイヤーGene Ammonsのリーダーとしてのデビュー・アルバム"All Star Sessions"が有名です。 録音に5年もかかったのはGene Ammonsがこの期間、麻薬で収監されていたからなのです。 これは"バップのクラッシック"と呼ばれる名盤です。Gene AmmonsとSonny Stittというライヴァル同士が純度の高いソロで火花を散らしています。プロデューサーはPrestige Recordsの創始者のBob Weinstock。 でも、Gene AmmonsとSonny Stittならば、むしろ1961年に録音された"Boss tenors"の方がGene AmmonsとSonny Stittのテナー合戦が楽しめて良いかもしれません。Gene Ammonsは右チャンネルからゆったりと吹き、Stittは左側から速いパッセージで返しています。(Stittはアルトも吹いている)Stittのソロが実にメロディアスだということがよく分かります。プロデューサーは1968年にCTI Recordsを立ち上げるCreed Taylor。 ・・・、今日はStittの"Only The Blues"がメインなので内容については別の機会に譲ります。 こちらがその"Only The Blues"(1957)。 ようやく本題です。前置きが長いなぁ。 Sonny Stittは生涯でひじょうに多くのアルバムを録音しました。初期の作品ではまずこれがオススメ。 58歳で亡くなったので、Stittはジャズ・ミュージシャンとしても決して長生きしたわけではありません。しかし膨大な数のアルバムを残しました。この事実は彼の評価を考える上では重要な点だと思います。 つまり、彼の演奏はとても人気があったのです。 今入手可能なこのCD、残念ながら少々高価です。ボーナス・トラックが多いのですが。 ちなみに惜しくも1年前(2015年1月)に亡くなってしまったジャズ評論家の中山康樹氏が繰り返し主張された様に「アルバムは発売されたオリジナルの状態で聴くこと」は正しいと思います。 なので、とりあえずSonny Stittを聴いてみよう、という場合はこちらが断然お得です。もちろん"Only The Blues"もオリジナルの状態で入っています。音も悪くないし。 気になるのはどちらのCDでも1曲目が録音テープの問題なのか高域の音がクリアになったりボケたりをゆっくり繰り返します。きにしだすとカナリ気持ち悪いです。 で、"Only The Blues"は1957年11月11日に録音されました。プロデューサーはユダヤ人でVerve Recordsの創始者Norman Granz。 メンバーは以下です。 Sonny Stitt - alto saxophone Roy Eldridge - trumpet Oscar Peterson – piano Ray Brown – double bass Herb Ellis - guitar Stan Levey - drums トランペットのRoy Eldridgeは1911年(明治44年)ペンシルヴァニア、ピッツバーグ生まれ。ピアニストだった母の影響で5歳からピアノを弾いたそうです。6歳でドラムを叩き、教会の楽団でトランペットを吹きました。アメリカ中部に移り住み、Coleman Hawkinsのサックスに強い影響を受け、それをトランペットの奏法に活かす事に専心したということです。しかし11歳の時に母親が亡くなり父親が再婚。この継母とうまく行かなかったのか、9年生でハイスクールを中退し旅まわりのショーに加わってしまいます。20歳の時にピッツバーグで自らのバンドを結成。1930年にはニューヨークに出てEldridgeはTeddy Hillのバンドで初めてトランペット・ソロを録音し一躍人気を得ます。 ちなみにTeddy Hillは1947年頃からMinton's PlayhouseでThelonious MonkやこのRoy Eldridgeと初期のビバップを生み出したことで有名なマルチ・プレイヤーです。Roy Eldridgeは1930年代半ば以降はLouis Armstrongよりも"モダンジャズの熱いトランペッター"と評判を得ます。女性ヴォーカリストAnita O'Dayのヒット曲"Let Me Off Uptown""Knock Me a Kiss"などでEldridgeのトランペットがフューチャーされています。1950年にはBenny Goodmanのツアーでパリに行き、住み付いてしまいます。しかし翌年にはニューヨークに戻りジャズ・クラブBirdlandのハウス・バンドに加わりました。そして60年代にかけてColeman HawkinsやElla Fitzgeraldなどのバンドと共演しています。 プロデューサーNorman Granzと多くのレコーディングをしたのもこの頃です。 Roy Eldridgeのトランペットは実にシャープです。Stittの世代のトランペッターとはひと味違っていて、この
by duchampped
| 2016-03-10 19:44
| straight jazz
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