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従前。秋田内陸縦貫鉄道線で鷹巣に10:24に着いた。11:35発のJR奥羽本線大館行に乗って大鰐温泉駅まで行き、弘南鉄道の大鰐駅から大鰐線で弘前中央を目指す。朝から何も食べていなくて倒れそうだったのだが鷹ノ巣駅には何もない。駅員さんに訊いたら商店街の「肉のデパートきむら」で弁当を売っているというので雪の中を歩いて買いにいった。速攻で弁当を買って食べた。どうにか復活。 ※写真をクリックすると大きくご覧になれます。 JR鷹ノ巣駅には何やら古い煉瓦の倉庫があった。 程なく11:10発の奥羽本線大館行に乗った。18分で大館に着いて7分後の弘前行に乗り換えた。12:05、JR大鰐温泉駅に到着。駅の外に出て駅舎を撮る。 横に弘南鉄道大鰐駅舎もあった。 そちらから入って弘南鉄道ホームにはJRの跨線橋を使う。 弘南鉄道のホーム。元東急7000系車両7033編成はアニメ「ふらいんぐうぃっち」のラッピング車両だ。奥にJRホームが見えている。凄い氷柱が分かりますか? 弘南鉄道大鰐駅北口がある。 外に出ると駅舎なのか、建物があった。 正面に「軽食喫茶喜多口」があったが営業していない。 ホームに戻り元東急7000系733編成に乗る。7033は日立製1988年製造。 車内にもドア部分にアニメ「ふらいんぐうぃっち」のラッピング。 元東急7000系の運転席。 運転席横(アタシの指定席)から正面を見るとED22 1の雪掻きをしている。 ED22 1は元信濃鉄道1形電気機関車で1926年(昭和元年)にアメリカから輸入した車両だ。90年現役と言うのが凄い。この車両の歴史もまた凄い。 1926年(昭和元年)信濃鉄道・信濃1形 →1937年(昭和12年)信濃鉄道国有化によりED22 1になって松本機関区~豊橋機関区 →1948年(昭和23年)西武鉄道・1形 →1950年(昭和25年)近江鉄道・ED22 1 →1960年(昭和35年)一畑鉄道・ED22 1 →1974年(昭和49年)弘南鉄道・ED22 1 12:30発の弘南鉄道大鰐線中央弘前行が動き出した。ED22 1の横を通る。 弘南鉄道大鰐線は1952年(昭和27年)弘前電気鉄道によって開業された。大鰐~中央弘前までの13.9km。1970年(昭和50年)に弘南鉄道に譲渡された。全線電化(直流1500V)されている。 宿川原駅。単式ホーム1面1線。 鯖石駅。島式ホーム1面2線。 隣の石川プール前駅が2002年(平成14年)に開業したので駅名標が上書きされていた。 2002年開業の石川プール前駅。 平川を渡る。 石川駅。島式ホーム1面2線。 石川陸橋でJR奥羽本線をまたぐ。 義塾高校前駅。1987年(昭和62年)東奥義塾高校の移転により開業した。 津軽大沢駅。雪で見難いが島式ホーム1面2線ホームの横に車両検修所がある。 列車交換。 元東急7000系、7038は1988年製。 松木平(まつきたい)駅。 小栗山駅。 千年(ちとせ)駅。島式ホーム1面2線。右に駅舎が見える。 聖愛中高前駅。1973年(昭和48年)城南駅として開業したが2008年(平成20年)聖愛中高前に改称。 弘前学院大学前駅。島式ホーム1面2線。2008年(平成20年)までは西弘前駅だった。弘前電気鉄道時代は本社と車庫があった。 弘高下駅。 12:58、大鰐から28分で終点の中央弘前。単式ホーム1面1線だ。 ホーム。 駅舎。前に弘前駅行の乗合タクシー、これに乗って弘前駅に向かった。 10分ほどで弘前駅。 13:30発の弘南鉄道弘南線黒石行に乗る。こちらでも元東急7000系車両。中間車を先頭車両化しているので行き先表示はステッカー。 弘南鉄道弘南線の歴史。1927年(昭和2年)に弘南弘前(現・弘前)~津軽尾上間が開通。1948年(昭和23年)靑森県内で最初に電化(600V)、1950年(昭和25年)弘南黒石(現・黒石)まで全通。1961年(昭和36年)1500Vに昇圧。 JR奥羽本線から離れてゆく。 弘前東高前駅。かつては島式ホーム1面2線の交換可能な駅だったが現在は島式ホームの片側を使う1面1線になっている。 運動公園前駅。かつては4月~10月のみ営業していた。 新里(にさと)駅。島式ホーム1面2線だが定期列車の交換はない。 館田駅。ここも島式ホーム1面2線。 ここで列車交換。 平賀(ひらか)駅。平賀町農協会館の1階部分に駅がある。2面2線だが雪が積もっているのを見れば分かる様に1線しか使われていない。 柏農高校前駅。1980年(昭和55年)平賀町から柏農高校の移転により開業した。 津軽尾上駅。島式ホーム1面2線。ラッセル車が停まっている。 キ104は1929年(昭和4年)に苗穂国鉄工場で製造された鉄道省キ104、1968年(昭和43年)に弘南鉄道に入線した。そう言えば、お昼には大鰐駅でキ105も見たのだった。 硝子が写り込んでしまった。ED333が押している。ED333は1923年(大正12年)のアメリカ製電気機関車元は武蔵野鉄道デキカ10型、1961年(昭和36年)廃車になったが弘南鉄道に譲渡されED333となっている。 尾上高校前駅。1999年(平成11年)4月1日尾上総合高校開校日に開業。 田んぼアート駅。4月~11月に営業する。冬期休業の駅。2013年(平成25年)開業。 田舎館(いなかだて)駅。島式ホーム1面2線。変わった駅名だが所在地が青森県津軽郡田舎館村なのである。 駅舎がある。かつては駅舎に喫茶店が開業していたらしい。 境松駅。 弘前を出て29分、13:59に黒石駅に到着。 駅名標。 外に出て駅舎。1998年(平成10年)までは旧国鉄黒石線を引き継いだ弘南鉄道黒石線が奥羽本線の川部まで走っていた。今夜は五所川原宿泊なので黒石線があれば便利だったのだが。 盲腸線なので14:20発弘前行で弘前に戻る。 帰路、平賀駅側線に旧型塗装を再現した車両が駐まっていた。7101は元東急7141、中間車を先頭車両化している。 14:19、弘前に着いたら津軽尾上駅で交換したキ104が入れ替わりに出て行った。 この後、弘前の駅そば”小ぎん”でそばを食べて17:06の五能線深浦行まで2時間以上待った。五所川原駅には17:52着。雪道で滑りながらホテルに入って流石に草臥れたが周囲に惹かれる居酒屋もなかったのでコンビニ酒を吞んで明日に備えた。 どうでもいい話だが弘南鉄道には「〜前」という駅が多い。大鰐線で、石川プール前、義塾高校前、聖愛中高前、弘前学院大学前の4駅。弘南線には、弘前東高前、運動公園前、柏農高校前、尾上高校前の4駅。計8つの「〜前」駅があった。江戸に住んでいると、明大前とかしか思い浮かばない。(笑) 明日は津軽鉄道と由利高原鉄道だ。大人の休日倶楽部パスならではの移動があって成立する乗り継ぎだよ。 鉄旅 vol.26 大人の休日倶楽部パスで東北・北海道 4 1/24(火)に続く
by duchampped
| 2017-01-23 20:16
| 各駅的阿房列車
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