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あるいは
遍在か? という、冗談はさておき。 久しぶりにアンドレア・パッラーディオに関する本など読んでます。 パッラーディオは北イタリアで16世紀、末期ルネサンスというか絵画や文藝的にはマニエリスムと呼ばれる時代に活躍した建築家です。 というか、「建築家」という独立した職業人としての最初の固有名がアンドレア・パッラーディオなのです。それまでのブラマンテにせよ、ミケランジェロもアルベルティも画家だったり彫刻家だったりして、 ついでに 建築家 だったワケです。 マニエリスム芸術とは、宗教改革や新大陸発見などの大きな価値観の変動に揺れる時代を反映し、また、盛期ルネサンスの天才たち、ミケランジェロやラファエロ、レオナルドの至高の芸術作品をこれ以上はとてもじゃないけど生み出せっこナイ、という天才ではないフツーの芸術家たちによる閉塞感に満ちた曖昧で複雑で(人文主義に由来する)衒学的な様式のことです。 一方で同じ時代に建築は清明な古典主義に向かっていたのですね。 後の18世紀以降、主に英国やアメリカでパラーディアン・リバイバルと呼ばれるパッラーディオ独特のスタイルを模倣する運動が起こった様に、古典様式と一括して呼ばれる建築言語の基礎となったのが、このヴェネチア近郊、ヴィチェンツィア生まれの建築家パラーディオなのです。 まあ、アルベルティ、ブラマンテからミケランジェロへと続いたルネサンス建築の集大成という意味でも 清明でスタティックなパッラーディオの建築を眺めるのは心慰められるものです。 そもそも25年ぶりにパッラーディオなんて引っ張り出したのは須賀敦子さんの全集を読んでいたら、彼女がヴェネツィアのイル・レデントーレ教会ファサードの均整のとれた美しさを指して 美しいモノは絶望した心をも慰めるものだ ・・・という様なことを書いていたからなんですね。イル・レデントーレ教会はペストの終焉を神に祈願するために建てられた教会で、パッラーディオの典型的教会デザインです。 実は、先週末に30年来の友人を亡くして、他にも怏々と心楽しまぬことがあって、そーいったパッとしない気分からパッラーディオの清明な美しさに触れたくなった、という個人的な事情もあったのです。 一方で、このパッラーディオの、400年以上を経ても大切に修復され使われている建築物を、ヴィチェンツィアからヴェネチア、そしてパドヴァ周辺に探訪する、といのは、プラド美術館やエルミタージュ美術館と並んで、アタシのテーマの一つでもあるのです。 その作品の一部はヴェネチア等で観ていますが、もっと時間をかけてゆっくり心ゆくまで眺めたい、というところでしょうか。 パッラーディオのデザインしたヴィラの多くは個人所有なので開示されている期間が限定されている上に、北イタリアとは言えども「イタリア的おおらかさ」に満ちていますから、直前になっての予定変更がひじょうに頻繁の様です。 個人の所有ですから、所有者の個人的事情に左右されるのですね。(笑) 以前、建築をやってる愚弟がヴィチェンツィアまで行って、ラ・ロトンダを訪れた時にも事前の予告もなく閉まっていて、結局見学出来ず悲嘆にくれたとのことです。 今回読んでる本は以下です。 ・「ルネッサンスの黄昏-パラーディオ紀行-」渡辺真弓/丸善 (再読) ・「パラディオへの招待」長尾重武/鹿島出版会SD選書 (再読) ・「完璧な家-パラーディオのヴィラをめぐる旅-」ヴィトルト・リプチンスキ・渡辺真弓訳/白水社
by duchampped
| 2006-06-19 21:30
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