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最近区営の温水プールに行って水中を1km以上歩行したり時々平泳ぎしたりして過ごす。
会社から自宅までは1時間程かかるので、17時半の終業から間をおかず帰宅するのである。が、管理職は用事がなくてもだらだら会社仁居ることが「善し」とされている企業風土なので、せめてもの気休めで出社を始業40分くらい前にしてる。冬じゃないから朝早いのは全く苦痛じゃない。 それで水中をよたよた1km歩くには40分程かかるのであるが、この間アタマは些か退屈をするのである。 そこで、最近テーマにして玩弄しておるのが「論理」、考える構造についての素朴な思惟なのです。 スゴク素朴に「思惟の構造は文法構造に拘束される」、あるいは「思惟の範囲・深度は語彙の範囲・深度に拘束される」というごく一般的な仮定から出発する。これは発生的認識論(ジャン・ピアジェ)のちょっとナイーブ過ぎる適用ね。 しかし、初歩的な数学や物理学の様にほとんど母国語と関係なく共通の認識に至る論理構造がある。 モチロンこれは公理、公準で限定された形式言語に依る記述だから上記の自然言語に依る思惟とは基本的に異なる。 では自然言語で構成される思惟の背後に形式言語で記述される共通論理がア・プリオリに存在するのか。 ここで一言。 言ふまでもなく上記の思惟は所謂「哲学的思惟」の基本中の基本であって、哲学史ってえのはこの思惟を巡る思惟の集積なワケです。(笑) 従って答えなんか簡単に出たら世話はナイのよ。でも水中歩行の時間つぶしにはこーいう単純なアポリアを玩弄するのが優雅でイイかな・・・と。(笑) それで、仏教学者(というよりも東洋哲学者かな)の中村元氏が著された『論理の構造』(上下巻、青土社、2000年出版)が未読のママ書架にあるんだよなあ、とか思いついて。さっさと1km歩いて帰ろう、と発心するワケ。(笑) というのは自然言語における、個別の母国語内の論理構造の差異って何なの? ってえ疑問が湧いてくるのであって、片や「遠近法の視線構造」を可能にした一神教の思惟の構造(大ザッパに言えば西洋的論理構造)と、曼荼羅的な、ヴァニシング・ポイントというか空中に固定された1点からの視線を持たない非一神教的思惟構造(インド、シナを中心とする東洋的論理構造)の差異ってえコト。 これが先述の中村氏の著作のテーマだからね。 あ、 上記はたまたま論理がテーマなダケで、存在(論)とか時間(論)とか、玩弄するテーマには事欠かないので暇つぶしには困らない。(笑) 補足 単なる散歩の場合は風景とか視線の先には未知の不可思議(詩だよ)がイッパイ転がっているのでこちらはこちらで快楽と愉悦に満ちている。
by duchampped
| 2006-07-06 05:31
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